第4節 バケット自動倉庫の設置面積と格納計算

バケット自動倉庫とコンテナボックス(バケット)の基本構造

バケット自動倉庫は、専用のコンテナボックス(バケット)を使用して多段・高密度の保管を行うシステムです。

  • 基本構成: 1基あたり2列の棚が配置され、その間を搬送クレーン(スタッカークレーン)が走行して荷役を行います。
  • カンチレバー方式の棚構造:
    • 棚支柱から伸びた板(カンチレバー)の上に、コンテナボックス(バケット)がまたがる形で保管されます。
    • クレーンのスライド板がコンテナ底部をすくい上げることで、出し入れを行います。
    • 保管容器の制限: 決められた寸法の専用コンテナボックス(バケット)のみが保管可能です。寸法が異なるものや、強度の弱い段ボール箱などは直接保管できません。

⚙️ 運用とピッキング形態

バケット自動倉庫の棚前面には入出荷コンベヤが設置され、以下のような作業が行われます。

  • 出庫方式: コンテナ単位でそのまま出庫する方式と、必要な数だけ取り出す「バラピッキング」があります。
  • バラピッキング: 出庫されたコンテナボックス(バケット)から商品をピッキングした後、残った商品が入ったコンテナを再び自動で入庫させます。
  • 作業環境: 作業員が効率よく動くための荷役通路や、コンベヤスペースが必要です。

設計寸法とクリアランス

Tera計算の設定値を変更することで、最新の設計に基づいたバケット自動倉庫の自動計算が可能です。

寸法の算出例

51型コンテナ(幅550mm)を使用する場合の標準的な計算例は以下の通りです。

項目 寸法設定例
棚幅(全体) 1,910mm (棚奥行555mm × 2列 + クレーン幅800mm)
建屋隣接クリアランス 200mm (建物壁面と棚の間の余裕)
基間クリアランス 150mm (クレーン2基を並列配置する場合の間隔)

棚の構成要素

棚は一律ではなく、構造上の役割に応じて「一段目」「最上段」「補強材有段」「通常段」といった区分で構成され、これらも計算に反映されます。

計算画面

バケット自動倉庫の計算画面全体
バケット自動倉庫の1基当たりの構造

1基当たり
棚2列と棚の間に搬送クレーンが走行します。

棚はカンチレバー方式を採用

カンチレバー方式によるコンテナボックス保管図

両棚支柱から板(カンチレバー)が伸びていて、その板をまたぐ様にコンテナボックス(バケット)が保管されています。
走行クレーン荷役装置よりスライド板が棚に挿入され、コンテナボックスの底部を救い上げて棚より走行クレーに取り込みます。

決められた寸法の専用コンテナボックス(バケット)を使用し、寸法が違う容器は保管できません。寸法が同じでも強度の弱い段ボールなどは保管できません。

バケット自動倉庫の運用イメージとバラピッキング

棚前部に入出荷コンベヤが設置され、作業員が入庫及び出庫作業を行います。荷役通路も必要です。

コンテナ単位出庫とバラピッキングがあります。
バラピッキングは出庫されたコンテナボックス(バケット)から商品をピッキングし、コンテナを再入庫させます。

棚構造の区分

棚構造は
一段目・最上段及び補強材有段と通常段にわかれます。

Tera設定数値を変えことにより
変更を反映して自動計算されます。

寸法設定とクリアランス

棚幅は
51型コンテナ(550mm)場合
棚奥行555mm*2列・クレーン幅800mmで1910mmとなります。

建屋隣接クリアランスは200mm
クレーン2基の場合の基間クリアランスは150mmとなります。