第10節 検品・梱包計算:全数検品と出荷作業エリアの設計

検品・梱包計算における2つのモデル

出荷作業の厳密さや自動化の度合いに応じて、以下の2つのアプローチで検品梱包に必要な設置面積を算出します[cite: 19]。

  1. 検品梱包計算1(全数検品想定): すべての出荷物に対して丁寧な全数検品梱包を行う標準的な作業モデルです[cite: 19]。
  2. 検品梱包計算2(検品レス想定): 配送センター規模計算(Tera計算2自動)に基づいた、効率化された「検品レス」の出荷作業フローを想定しています[cite: 19]。

⚙️ 第1項:検品梱包計算1(全数検品標準モデル)

このモデルでは、作業員の人数と処理能力に基づき、全数検品および梱包を行うために必要な作業セット数と面積を導き出します[cite: 19]。

作業構成と面積算出の考え方

  • 標準的な体制: 検品作業員4名、補助員1名の計5名を1セットとして想定します[cite: 19]。
  • 変動要因: 使用するカゴ台車の寸法や、実際の出荷作業運用フローによって必要な作業スペースは増減します[cite: 19]。

計算シミュレーション例(全数検品時)

1時間あたり20,000個のバラ商品を全数検品して梱包する場合の算出例は以下の通りです[cite: 19]。

項目 数値
1個あたりの検品時間 2秒[cite: 19]
1セット(4名)の能力 1時間あたり 7,200個 ($3600 \text{秒} / 0.5 \text{秒}$)[cite: 19]
必要セット数 3セット ($20,000 / 7,200 = 2.77 \dots$)[cite: 19]
総必要面積 39 $m^2$ ($13 m^2 \times 3 \text{セット}$)[cite: 19]

第2項:検品梱包計算2(検品レス・出荷作業効率化モデル)

検品工程を簡略化、あるいは自動化することで、出荷作業スペースと動線を最適化するモデルです[cite: 19]。

  • 自動連携: 第4章の「配送センター規模計算」におけるバラピッキングフロー図と連動した設計となっています[cite: 19]。
  • 複数セット配置: 処理物量が多い場合、複数の梱包・作業ライン(セット)を配置した際のレイアウト面積をシミュレーション可能です[cite: 19]。

第1項 検品梱包計算1 画面

検品梱包計算1は全数検品梱包作業を想定し、検品梱包計算2はTera計算(配送センター規模計算)で採用した検品レスの出荷作業を想定しています[cite: 19]。

検品レスの出荷作業については、「第4章 Tera計算2自動 配送センター規模計算の第7項 検品梱包バラPicフロー図」を参照してください[cite: 19]。

全数検品・梱包計算1画面全体
全数検品および梱包計算の詳細解説

全数検品と梱包の作業能力
検品作業員4名、補助1名の作業を想定します[cite: 19]。
カゴ台車寸法や運用方法で作業スペースは増減します[cite: 19]。

計算例:
時間あたりバラ数20,000個を全数検品[cite: 19]、
検品バラあたり2秒で処理[cite: 19]、
1セット4名でバラあたり0.5秒で検品可能[cite: 19]、
1セットあたり時間処理能力=3600/0.5=7,200個[cite: 19]。

必要セット数=20,000/7,500=2.8セット => 3セット[cite: 19]

必要面積13m2 * 3セット = 39m2 となります[cite: 19]。

複数セット時の検品・梱包面積計算

複数セット配置時の出荷作業エリア面積計算

複数セット配置時の出荷作業および検品・梱包スペースの計算レイアウトを表示しています[cite: 19]。

第2項 検品梱包計算2 画面

検品レスモデルの梱包計算2画面全体

検品梱包計算2イメージ

検品レスによる出荷作業と梱包の効率化イメージ

検品レスモデルにおける出荷作業・梱包ラインのイメージを表示しています[cite: 19]。

検品レスモデルの複数セット配置レイアウト

出荷作業ライン(複数セット)のレイアウト配置例です[cite: 19]。