第3節 フォークリフトの積付通路幅・最小通路幅のシミュレーション

フォークリフト積付通路幅計算の概要

この機能は、倉庫内のレイアウト設計において、フォークリフトが荷物を積んだ状態で安全に旋回・作業できる最小通路幅(積付通路幅)を算出するものです。

基本操作

  • 車種・型式の選択: 使用するフォークリフトの型式や車種を選択し、「再計算」ボタンを押すことで瞬時に最小通路幅が算出されます。
  • メーカー間の互換性: 各メーカー間で型式や車種が共通していれば、算出される積付通路幅もほぼ同等となります。

積付通路幅(最小通路幅)の計算ロジック

フォークリフトの積付通路幅 $R$ は、車両の特性と荷物のサイズに基づき、以下の数式で定義されます。

$$R = R1 + R2 + C$$
  • $R1$: 車両の旋回半径に関する要素。
  • $R2$: 荷物を含めた外側への張り出し要素。
  • $C$(クリアランス): 安全のための余裕幅で、通常は 100mm に設定されます。

車両タイプによるフォークリフト旋回基点の違い

フォークリフトの構造によって旋回軸の位置が異なるため、最小通路幅の計算においてはこれらを考慮する必要があります。

  • 3輪タイプ: 前輪車軸の中心に旋回基点があります。
  • 4輪タイプ: 前輪車軸の外側に旋回基点があります。

活用のメリット

  • 高精度なレイアウト設計: 特定メーカーの寸法データ(フォークリフト寸法)に基づいたシミュレーションが可能なため、無駄のない最小通路幅の設計が実現できます。
  • 安全性の確保: 適切なクリアランスを含めた数値を確認することで、現場でのフォークリフトの接触事故リスクを低減します。

選択可能なフォークリフト車種と計算画面

選択可能なフォークリフトの車種リスト

車種の変更追加は「Tera計算Data\トラック軌跡計算\トラック寸法.xlsx」により行うことができます。
計算画面から対象の車種を選択し、計算開始ボタンを押します。

フォークリフト積付通路幅・最小通路幅の計算画面

フォークリフトの型式・車種を選択し、再計算ボタンを押します。
各メーカーで型式・車種が同じであれば、必要となる積付通路幅はほぼ同じになります。

積付通路幅の計算式詳細

フォークリフト積付通路幅の計算式図解1
フォークリフト積付通路幅の計算式図解2

三輪タイプのフォークリフトは前輪車軸の中心に旋回基点があり、

4輪タイプのフォークリフトは前輪車軸の外側に旋回基点があります。

両タイプともに
最小通路幅となる積付通路幅 $R$ は $R=R1+R2+C$ で求められます。
(安全クリアランス $C$ は通常100mmを確保します)

某メーカーのフォークリフト寸法データ例

某メーカーのフォークリフト寸法と最小通路幅データ