第2節 バラ出荷向けプラコン(折りたたみコンテナ)の必要容器数シミュレーション
この機能は、日々の出荷データに基づき、バラ出荷(ピース・小口出荷)に必要な**プラコン(プラスチックコンテナ)やオリコン(折りたたみコンテナ)などの容器数**を正確にシミュレーションするものです。
単なる必要容器数の総量計算だけでなく、配送時の積載効率や空コンテナの保管スペースまで考慮した以下のステップで実践的な計算が行われます。
主な計算ステップ
- 条件設定: 対象となる「出荷日」の選択、使用する「プラコン・コンテナの型式」の指定、および「充填率(コンテナ内にどの程度詰め込むか)」を入力します。
- データの抽出: システムが自動的に「出荷区分」から、バラ出荷コンテナ指定がなされている出荷先データを抽出します。
- 体積集計と容器数の算出: 出荷先の物量(体積)を集計し、以下の数値を算出します。
- 必要コンテナ(容器)数: 出荷に必要なプラコン・箱の総数。
- 積載パレット(PL)数: 算出された容器数をパレットに載せた際の必要パレット枚数。
- 空コンテナ保管PL数: 使用後の空プラコン(オリコン)を折り畳んで保管した際に、何枚のパレットが必要になるか。
運用上のポイント
効率的な物流センター管理のために、以下の実務的な機能が備わっています。
- 適応範囲の限定: バラ出荷用のプラコンは空コンテナの回収が必要なため、対象は自社便または専用便を利用する出荷先に限定して計算します。
- 多様な計算ロジックの比較: 「単純集計」「切り捨て」「四捨五入」「切り上げ」の各数値を同時に表示し、状況に応じた容器数の判断が可能です。
- 必要保有容器数の決定方法: 実務的には**ピーク出荷日の「切り上げ計算」の結果を採用し、さらに出荷先からの回収サイクル(回転率)**を考慮して、最終的な総保有コンテナ(プラコン)数を決定するのが一般的です。
出荷データからの必要バラ出荷コンテナ計算手順
バラ出荷コンテナを使用した出荷先は、空コンテナの回収が可能な自社便及び専用便に限られます。実際のツールでの計算手順は以下の通りです。
- 対象の出荷日とプラコン(コンテナ)の型式選択、充填率を入力します。
- 計算開始ボタンを押します。
- ソフトが「出荷区分」から、バラ出荷コンテナ指定の出荷先を自動抽出します。
- 出荷先の体積集計より、必要コンテナ容器数およびパレット(PL)積載時のPL数を算出します。
- 同時に、空コンテナを折り畳み、パレット保管した時の必要PL数も計算します。
計算結果画面では、単純集計、切り捨て・四捨五入および切り上げ計算の数値を一覧表示しています。
通常はピーク出荷日の切り上げ計算を採用し、これに出荷先からのプラコン回収サイクルを掛け合わせることで、拠点に必要な総容器数を正確に算出できます。