物流施設計画及び改善|関連知識 Menu

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プロジェクト企画書・提案書

3-14.プロジェクト作成資料の例

1.現状の課題とシステム構築の思想(例)

現状の課題とシステム構築の思想(例)

【図解解説】 現状の物流運用における問題点(作業負荷の偏り、保管効率の低下、手作業依存など)を整理し、新システム構築に向けた基本コンセプトと解決へのアプローチ方針を示しています。

2-1.物流前提条件(例)

物流前提条件 Part 1(例)

【図解解説】 過去の出荷データをもとにした変動分析および将来の物流量予測・設備振分け基準を示しています。

  • 物流データの変動物流量分析: 日々の出荷物流量の推移を可視化。ピーク時(最大日)の物流量と想定作業時間を把握し、「出荷量が6,000ボール増えた場合、作業時間はプラス1時間必要」という定量的な作業時間算出基準を定義。
  • 設備別(ソーター/SAS)の処理割り振りと品目分析:
    • 上位品目(高出荷頻度)は冷食自動倉庫およびソーターへ自動供給し、高速処理を実現。
    • 下位品目(低出荷頻度)は冷食移動ラックおよびSAS(仕分け自動化システム)へ流し、保管効率と仕分け精度の両立を図る。
  • バッチ別・エリア別の仕分け実績データ比較: 各配送グループ(地区・SD等)ごとの仕分け機・SASへの振り分けボール数を集計・検証。

2-2.物流前提条件(例)

物流前提条件 Part 2(例)

【図解解説】 物流量の受発注データ計算結果、荷姿仕様(段ボールサイズ・重量・パレット積載形態)、およびEIQ分析(Entry・Item・Quantity分析)マトリクスを示しています。

  • 情報CDと配送容器数計算: 実実績から100%充填時および120%余裕度を見込んだ配送容器必要数を試算。
  • EIQ分析: 出荷特性(少量多品種・多量少品種など)に応じたカテゴリ分類を行い、自動倉庫(SAS)や手動仕分けエリアの運用最適な切り分け基準を設定。
  • 荷姿条件: 品目・温度帯ごとの保管形状(箱、樽、水槽等)とサイズ・重量制約を定義。

3.物流フロー図(例)

物流フロー図(例)

【図解解説】 自社商品・チャーター便・路線便・宅配便・コンテナなど多様な搬入形態から出荷荷姿までの業務プロセス全体フローを体系化しています。

  • 入荷・保管工程: 荷検・受入確定を経て、パレット化/コンテナ化/トレー袋詰後に「入庫候補棚番シール」を発行。自動倉庫・中量棚・小物棚・フリースペース等へ最適配置。
  • 出庫・ピッキング工程: ピッキングリスト発行により、多量商品はフォーク搬送、ケース単位は直接コンベヤライン、バラ単位はSAS(自動仕分けシステム)連携へ振分け。
  • SAS再入庫・荷合わせ運用: コンベヤ上の荷物をSASで自動仕分け・順立出荷。未完了品はSASへ再入庫し前倒し荷合わせを実施。
  • 検品・出荷工程: 出荷検品、梱包・送り状発行(上位システム連動)、カゴ台車積載を経て1階荷積みエリアから配送先へ出荷。

4.スペース割付け・レイアウト検討(例)

スペース割付け・レイアウト検討(例)

【図解解説】 水産・冷蔵品・小口仕分け等を含む複合物流センターの階層別エリア配置とCAD平面図の検討例です。

  • エリア配置と運用概要: ①受入(パレット・トラック受入)、②荷卸場(大口・小口・加工向け振分け)、③卸売場(競り・分荷・搬送)、④小口仕分け(行先別グループ化)、⑦小口駐車場(2階・荷揃え待機)、⑧卸冷蔵庫(2〜4階・冷凍魚保管)、⑨加工パッケージ(2〜3階・水産加工)などを機能別にゾーン分け。
  • CADレイアウト設計図: バース配置、トラック動線、機器設置スペース、通路幅をミリ単位で最適化し、作業効率と交差点事故のリスク軽減を図る。

5.保管・搬送方式検討(例)

保管・搬送方式検討(例)

【図解解説】 建築・設備計画における3パターンのレイアウト案(Plan 1〜3)を縦横サイズ・延床面積・事務所面積などで比較検討しています。

  • Plan 1(自動倉庫 ⇒ SAS): 1階床面積 80.5m × 91.5m(延床2,600坪/事務所428坪/2階は事務所のみ)。設備集約型。
  • Plan 2(自動倉庫 ⇒ Flex & SAS): 1階床面積 72.0m × 77.0m(延床2,960坪/事務所206坪)。2階に柔軟な保管エリア(Flex)を配置。
  • Plan 3(自動倉庫 & Move Rack): 1階床面積 74.0m × 75.0m(延床2,890坪/事務所206坪)。移動ラックを組み合わせて保管効率を向上。

6.情報システム構成図・運用・作業説明(例)

情報システム構成図・運用・作業説明(例)

【図解解説】 WMS・統括コントローラ等のシステム構成と現場の入庫端末運用、時間軸での作業タイムスケジュールをまとめた図です。

  • システム連携構成: 在庫管理システム・統括コントローラ・各種表示器・バーコードリーダー・ラベル発行機・表示器等がLANを介してリアルタイム連携。
  • ラベル発行イメージ: 1)入庫シール(商品コード・バーコード印字)、2)容器シール(ケース・コンテナ・パレット用のシーケンシャルバーコード)。
  • 入庫運用フロー: 入荷端末(HT)で棚番・商品・数量を入力し在庫ロケーション確定。パレット自動倉庫や平置きエリアへの格納ルールをフローチャート化。
  • タイムスケジュール: 時間帯ごとの入荷・保管・ピッキング・仕分け・出荷検品・搬出作業の山積みと進捗管理。

7.改革(改善)ポイントと効果の説明(例)

改革(改善)ポイントと効果の説明(例)

【図解解説】 新システム・自動化機器の導入による具体的施策と、プロ物流会社としての定量目標・3D搬送ラインイメージを示しています。

  • 主な施策と改善ポイント: 無線LAN導入、パレット自動倉庫導入、SAS導入による2次仕分け廃止、CRTでの入荷情報即時表示、歩行距離短縮、パート・アルバイト作業の簡易化。
  • 目指すべき4大効果(プロの物流会社として):
    1. 確実(品質): エラー目標値 1/10,000(将来は1ヶ月に1回以下へ)。
    2. 早く(納期): 現状条件の遵守と新規追加条件への挑戦。
    3. 安く(コスト): 運用コスト10%削減(レコード当たり)。
    4. 安全(福利・環境): 機械化に伴う安全管理の徹底。
  • 3Dコンベヤ搬送ライン: 複数階・エリアを跨ぐ立体コンベヤと自動ソーターの連携イメージ。

8.投資金額と償却についての説明(例)

投資金額と償却についての説明(例)

【図解解説】 長期(約30期分)の「収支損益計算」および「資金計画」をシミュレーションした総経営計画表です。

  • 収支損益計算(償却前損益・減価償却・税引前損益・純損益):
    • 初年度の償却前損益(4,519万円)に対し、減価償却費(4,988万円)を計上することで税引前損益は一時的に赤字(-469万円)となりますが、2期目(税引前損益 770万円/純損益 462万円)以降は急速に黒字化・収益化します。
    • 減価償却費は年々逓減(初年度 約4,988万円 → 15期目 約1,032万円 → 16期目以降 0円)し、投資回収が進む構造を明示しています。
  • 資金計画(総収入・総支出):
    • 各期の総収入額(約6,873万円〜8,891万円)に対し、総支出額(約2,354万円〜2,871万円)を管理し、常に安定したキャッシュフロー(手元資金)が確保される計画となっています。
  • ※運用にあたっては「計算ソフト購入・専門家に依頼」し、税率(0.40)や利息等の条件を精密に試算・設定して計画を策定します。